走るということ

走るということ走るということ
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走ることは、今でこそ、その楽しさに魅了されていますが、学生時代は陸上部だったのに走ることが嫌で嫌でたまりませんでした。

高校生の頃は、毎日授業が終わってから眠たい体に鞭打って部活で30~40kmも走って、へとへとになって自宅に帰ってからも走り込んで。

それでも全然記録が伸びなくて、どうしてこんなに練習しているのに伸びないのかと憤って、走ることが嫌いになって。

思い返せばあの頃は、辛い練習をすれば早く走れるようになると思い込んでいたので、とにかく体に負荷のかかる練習をひたすらこなしていました。

でもそんな辛い行為が続くわけもなく、精神的に持たなくなって陸上部を辞めました。

陸上部を辞めてからは、挫折感と安心感が入り混じった感情で、もう走らなくていいんだとホッとしていましたが、しばらく時間が経つと不思議なもので走りたくなってきました。

皮肉にも、陸上部を辞めて、気分転換に好きな時に好きな場所を好きな時間だけ走ることにしてから、走ることが少しずつ好きになりました。

好きな場所を走るということを追求していくと、最終的には山の中を走るというところに行きつきました。

街中では空気が汚いし人も多いし、山の中なら人が少なくて綺麗な空気を肺いっぱいに吸い込んで、自分の好きなペースで好きな時間だけ走れる。

今のようにトレイルランニングなどという単語が一般的でない頃、登山道を走って登っている人はほとんどいなかったのではないかと思います。

でも自然に、運動といえば山の中を走ることに収斂されていった気がします。

多くの人が、今、トレイルランニングの楽しさや気持ちよさに魅了され、ここまでトレラン人口が増えてきたことは、当時、山の中を走り始めた僕には想像もしていませんでしたが、今なら納得できます。

本格的にトレイルランニングにどっぷりはまっていったのは、奈良県の大峰山系の山々を走るようになってからです。

とにかく楽しくて楽しくて、食べることも忘れて夢中で、気が付いたら10時間も経っていて、こんなに楽しい遊びは他にないと思いました。

全身で生きてることを感じられる最高の遊びです。

飽きっぽい私が、10時間も夢中になれる、嘘偽りなく心から楽しいと思える、こんな幸せはありません。

このまま山の中を走ることが日課にできるなら、もう他に何も望まないと思いました。

いつか年老いて、走ることができなくなる日がくるかもしれないと思うと、コワイのですが、このまま100歳を超えても走り続けることができるように、願うばかりです。

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