トレイルランニングにヤミツキ、人間は走るために生まれてきたのだ

人間は走るために生まれてきたのだ走るということ
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トレイルランニングを始めてから、走ることが楽しくて楽しくてしかたありません。
1日で100kmも山の中を走れてしまいます。

なぜ、近年トレイルランがここまで普及してきたのか、わかる気がします。

人間は走るために生まれてきたことを全身で実感できるのですから。

トレイルランニングのススメ

山などのトレイルと呼ばれる未舗装道を走るトレイルランニングは近年その競技人口がどんどん増えています。

私も休みがあれば山に出かけて一日中走っています。

トレイルランの醍醐味はなんといっても自然を全身で感じられる気持ち良さにあります。

トレイル

五感全てで自然を感じ、自然と一体化する快感はヤミツキになります。

森の中の綺麗な空気、落ち葉の匂い、鳥のさえずり、山頂から見下ろす壮大な景色や太陽の木漏れ日、そして山というパワースポットである無磁場空間を走る心地良さは他では体験できません。

汗をかくことでストレスも発散され、気持ちよいことこの上なしです。

走ることに特化した人体構造

「Born to Run」を読んだことありますか?

この本には「人間は走るために生まれてきた」ことが説明されており、長距離を走るために進化してきた過程が記されています。

大昔、人間の祖先が狩猟で生活していたころ、他の動物は足が速く容易に捕まえる事ができませんでした。

そこで人間はその持久力を活かして、長距離を追いかける持久戦に持ち込むことで獲物を捕らえていたそうです。

脚の速い動物は人間のような発汗による体温調節機能がないため、すぐに高体温になってしまい走り続ける事ができません。

ですので人間は獲物を見つけると相手の体力がなくなるまで延々と追いかけて獲物を捕らえていました。

つまり生きるために長時間走り続けられる能力が人間には必要だったのです。

具体的には以下のような機能を備えており、人間は地球上で最も長距離を走り続けることができる生物なのです。

・発汗による体温調節機能

全身の皮膚がむき出しで、体中に無数にある汗腺から汗をかくことで体を冷やせるのは人間だけです。

・項靭帯(こうじんたい)

項靭帯は項(うなじ)に存在する腱で、走った時に頭を支えるためだけに存在します。
馬や犬など走る動物には項靭帯がありますが、チンパンジーなど走らない動物には存在しません。

・大きな臀部

不必要に見える大きなお尻は上半身の動きにつられて顔面から転倒するのを防ぐためです。

チンパンジーは走らないのでお尻がありません。

・アキレス腱

アキレス腱のバネによる弾性エネルギーを活用して走るのです。

・土踏まず

土踏まずがあることで足のクッションをうまく使って走ることができます。

偏平足の人は膝や腰を故障しやすいのです。

このように、歩くだけであれば必要ないもの、走るためだけに必要なパーツが人体には備わっており、人類は走る事に特化して進化してきたことが分かります。

走らないチンパンジーにはアキレス腱も大きな臀部も項靭帯も土踏まずもありません。

走る能力と年齢

「Born to Run」によると、「走る能力」(基礎代謝、筋力、骨密度など)は生まれてから20代後半まで伸び続け、その後は緩やかに下降しますが20歳時点の能力に戻るのはなんと60代なのです。

つまり、走る能力は加齢とともにほとんど衰えていかないのです。

走る能力と年齢

19歳と64歳の走る能力が同じとは驚きです。

それは当然で、人間にとって走ることは生きることだったのですから。

さいごに

このようなことを知ると、人間は走らなくなると様々な機能が退化していくことが容易に想像できます。

ロコモーティブシンドロームなどという病気?もよく言われるようになってきましたね。

人間は走ってこそです。

走るということ
走ることは、今でこそ、その楽しさに魅了されていますが、学生時代は陸上部だったのに走ることが嫌で嫌でたまりませんでした。高校生の頃は、毎日授業が終わってから眠たい体に鞭打って部活で30~40kmも走って、へとへとになって自宅に帰って...

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