ランニング中に吐き気に襲われることってありませんか?
なぜ吐き気が起こるのか、そのメカニズムを解き明かし、吐き気の原因と対処法を伝授します。
私の経験から
私は平日仕事、週末の土日に山に出掛けてトレイルランニングをしています。
毎回およそ30~60km、ハードな日は累積標高3,000mくらいまで走ります。
吐き気をモヨオす日は決まっていて土曜日、およそ30kmを超えたあたりから気持ち悪くなり、水すらも受け付けない状態になります。
でも時間が経つと不思議と解消していきます。
気持ち悪くて辛いのですが、この辛さがずっと続くわけではなく、我慢して走り続けていれば解消されてくることが分かってきました。
吐き気の原因
上記のような経験を元に、吐き気の原因を調べた結果を書きます。
結論から書くと、吐き気の原因は脳に蓄積した「毒」です。
毒の正体は、食事から摂取される「糖質」が主なものです。
人間が一日に処理できる糖質は、たった15gです。茶碗一杯のごはんすら処理しきれずどんどん溜まっていきます。
脳に溜まったこの毒素は粘性を持ち、運動などで体温が上昇すると鼻水として体外に排出しようとしますが、毒素の蓄積が大きいとその排出過程で「好転反応」として吐き気が起こります。
その毒素は鼻から鼻水として排出され、この鼻水は一説には脳の髄液と言われています。
とても厳しいランニングをした翌日に、「疲労が溜まっていてキツイかな?」と思いながら走ってみると逆にとても快調に走れるといった経験はありませんか。
激しいランニングをした日の翌日ほど、むしろ快調に走れるのです。
これは、運動によるデトックス効果によるもので、まさに脳の毒が排出されて快調になっている表れです。
例えば、トレイルランニングの大会前の調整では、前日もかなり追い込んだ走り込みをすることで大会当日にベストコンディションで臨めます。
私の場合、平日溜まった毒素が土曜日にデトックスされるので日曜日には快調に走れるわけです。
吐き気の対処法
このようなメカニズムから吐き気への対処法が見えてきます。
それは、①毒素を溜めないこと、②毒素が溜まっても定期的にデトックスすること、この2点が重要になってきます。
①毒素を溜めない
毒素の原因は主に食事から、生菜食以外の食物は全て毒素になり得ますので、食事の基本を生野菜として「まごわやさしい」食事を基本とすれば、毒はそれほど溜まりません。
毎日の食事を完全に生菜食にすれば脳に毒素が溜まらず、毎日クリアな思考が可能となり、脳が冴えわたります。
この快感を味わうともうやめられません。
まさに「覚醒」です。
普段は脳に靄がかかったような状態、それが当たり前と勘違いしているのが大多数の人ですが、脳の毒素が完全になくなりその感覚を体感すれば
その差に驚きます。
しかし、なかなか毎日生野菜ばかり食べることはできるものではありません。
腸内細菌が変わってくれば生菜食が最もおいしく感じられるようになるのですが、そうなるまでは肉や魚や米など食べたくなるでしょう。
そこで日々のデトックスが重要になってきます。
②日々のデトックス
ランニング中に吐き気が起こるのは排毒のプロセスです。
ランニングにより体温が上昇することで排毒が起こり、その時の好転反応として吐き気が伴います。
毒が体を移動するのですから気持ち悪くなって当然ですね。
同じようにランニング以外でも日常的に体温を上げる事ができれば日々デトックスを促すことができます。
体温を上げる方法は、運動以外では「入浴」があります。
入浴後に大量の鼻水がでることってありませんか?
まさにこれが脳の毒素のデトックスです。
温活という言葉がありますが、基本は頭寒足熱(頭を冷やして足を温める)です。
入浴も、長時間の半身浴で頭寒足熱を促すことが効果的です。
発熱に至る前にデトックスを
脳の毒素が溜まってくると、ついには強制的に体温を上げる「発熱」に至ります。
発熱は人体のホメオスタシスの働きで、防衛反応として体温を上げてデトックスを促しているのです。
体に発熱させてしまうほど毒素が溜まってしまうと発熱自体が体に大きな負担になりランニングをしている場合ではなくなってしまうので、そうなる前に定期的にデトックスをしなければなりません。
日々運動や入浴により体温が約1℃上昇すれば、日々デトックスが行われ体に毒が溜まりません。
これによって真の健康が手に入り、スポーツをする上でも最高のパフォーマンスが得られるようになります。
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