はじめて雨乞岳に登った時、間違って御在所岳の方に登ってしまったことがあります。
その分岐点はとても間違いやすく、当時は遭難者がたくさんでました。
今ではその箇所に標識が出来て間違えにくくなりましたが、一応その場所を知っておいて遭難に備えてほしいと思います。
雨乞岳から御在所岳に行けることも知っておいてください。
雨乞岳山頂まで5kmもありませんので、走って2時間強くらいです。
登頂日:2018年11月2日、2020年5月17日
武平峠駐車場
武平峠の駐車場は、雨乞岳だけでなく鎌ヶ岳、御在所岳の裏道などの起点となる、利用価値の高い駐車場で、休日などはたくさんの車が止まっています。
下の写真は武平トンネル西口が左に見えていますが、写真の左右に車がたくさんとまっています。トンネル入る直前が登山口になっています。雨乞岳登山口は写真の左側にあります。
雨乞岳登山口は少しわかりにくいですが、駐車している車に隠れていることが多いので、車の後ろを探してみましょう。下の写真が入り口です。
ここから①→②→③→・・・→⑨まで標識が続きます。
雨乞岳の登山道入り口からしばらくは道を間違えやすいので、ピンクのテープを追って、道を間違えないように慎重に進みましょう。
雨乞岳登山口
石や木がゴツゴツしていて、なかなか走ることはできません。
次の標識まで500m間隔くらいでしょうか、ちょっと疲れたなーと思ったら次の標識が見えるので励みになります。
③の標識を見つけたら、次の④を見つけるまで慎重に進みましょう。
③と④の間に、御在所岳の分岐が存在しますので。
御在所岳分岐
上の写真が、雨乞岳と御在所岳の分岐です。左に降りていくと雨乞岳です。
右に行ってしまうと、ところどころにピンクテープが見つかってしまうので正しい道順だと勘違いしてしまいます。
すぐに遭難注意の標識が見えます。
この標識を見つけられれば、あとは道なりに進むだけです。
沢沿いの道を、沢を渡りながら進みます。
上の写真のような道がほとんどなので、気持ちよく走れません。
トレイルランニングには向いていませんが、登山としては楽しいコースだと思います。
④からは左に曲がって沢登りのような登山になります。
⑤で小休止しましょう。
山頂はまだまだ先です。
七人山分岐
⑦は雨乞岳山頂方面と七人山方面の分岐です。
七人山というのが気になったので寄り道してみました。
七人山
七人山は特に見晴らしが良いこともなく、木に「七人山」と掘ってありました。
雨乞岳山頂方面へ戻ります。
この日は風が強く、霧も濃く、山頂は恐ろしいほど吹き荒れていました。
5月中旬でしたが、寒かったです。
東雨乞岳山頂
東雨乞岳に到着です。
恐ろしいほどの風と霧で、休憩することもなく、雨乞岳までもう少しがんばります。
あと10分くらいです。
雨乞岳山頂
雨乞岳山頂に到着です。
あとはピストンで戻りますが、途中、御在所岳の分岐を行って御在所岳まで登ってみます。
この分岐を右に登って行って、御在所岳へ。
御在所岳まで最短距離で直登りで、かなりキツイです。
この道によって多くの人が遭難し、その人たちの絶望感がよくわかります。
見晴らしは良くありませんが、少し下界が見えるようになってきました。
途中、ごっつい岩がたくさん見られます。
御在所岳の登山道にはこんな岩がたくさんあります。
やっとの思いで頂上らしきところにつくと、何か建物が見えます。
正面に回ってみると、
これは御在所岳に登ったことのある人には見覚えがあって、どこかで見たことあるなーと思えるのですが、山頂にある御嶽大権現というところです。
山頂は近いです。
御在所岳山頂
この日は全く見晴らし良くなく、霧で下が見えませんでした。
山頂には灰皿が置いてあって、ロープウエイやリフトもあって、商業化されている山は好きにはなれないなと思いました。
望湖台
見晴らし悪し。
上の写真を見ると、御在所岳への登山道は5つもあることがわかります。
雨乞岳からの裏ルートも加えると6つあるということです。
最後に
この日は濃い霧で景色は良くなかったのですが、午後からもう一度別ルートで御在所岳に登って最高の景色を拝めました。
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