日本は、国土の7割が森林で、自然が豊かと思われています。
日本のどこからでも、少し山へ入れば絶景に出会えます。
しかし、実際は7割の森林のうち半分は杉や檜の人工林で、生物多様性のない「死の森」になっています。
針葉樹の人工林は根が浅いため、命の水を育む機能が乏しく、土砂崩れなどの災害も発生しやすくなります。
さらに、残り半分もナラ枯れで、壊滅的。

森を失った文明は例外なく滅びたといいます。
地球上の生物にとってなによりも重要な森、なのに、人間は経済活動を優先しています。
30年前、僕が小学生のころ、理科の先生が言っていたこと。
「このままでは地球は終わりです。」
30年前からこのようなことが叫ばれていたのに、30年後、地球環境はよくなるどころか、悪くなる一方。
人間は愚かです。
生きる上で何よりも大切な水を育んでくれる森を破壊するなんて。
経済活動によってお金を追い求めて森を破壊し、最後の1本の木を切り尽くしてやっと気づくのでしょう。
お金は食べられないということに。
人間はどこまでも愚かです。それでも、諦めたくない。
日本の美しい自然を後世に残したい。
日本の山々は、このまま失ってしまうにはあまりにも美しすぎる、生きとし生けるもの全てにとっての財産です。

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