走行日:2020年7月23日
走行距離:67.60km
累積標高:3,941m
走行時間:12時間17分
前回、中辺路71番のある三軒茶屋跡から中辺路を行けるところまで行こうとして、中辺路1番まで行きました。後からわかったのは、滝尻王子までいくと「中辺路起点」という標識があるということ。
これは再度リベンジしなければと思い、4日前に走ったコースを再度走ってきました。
前回走った時は70km近くあったのですが、今回は67.6kmと前回よりも少し短くなっていて、たぶん前回ほど写真を撮らなかったからではないかと思います。
結果的にはとても辛い行程になりました。
4日前に走り終わったときに感じた足の違和感が酷くなっていて、右足付け根や膝裏が痛い。
走りだすとどんどん痛みが増してきて、平坦なアスファルト道が走れないので、アスファルト道だけは後ろ向きで走るという苦肉の策で、周囲からは変に思われていたかもしれません。
それでも何とか滝尻王子にたどり着き、無事に往復できました。
前回立ち寄れなかった「野中の清水」に行ってみて、今回の行程で最高の収穫になりました。
中辺路をお遍路する人は必ず立ち寄ってほしいと思いますが、普通に熊野古道のコースに沿って歩いていると通り過ぎてしまいます。標識があるので少し寄り道してでも立ち寄ってください。美味しい水が飲めて一見の価値ありです。
7:19 三軒茶屋跡
今回も三軒茶屋跡スタートで、トイレに寄って出発しました。
この時には右足に違和感を感じながらもまだ走れたのですが、、、
4日前に走ったところでコースも熟知しているし、前回のように写真も撮る必要がないのでどんどん進んでいきます。
7:53 発心門王子
ここまで5kmくらいで、所要時間40分程です。
8:01 船玉神社
今日はピストンで戻ってきたときに体力が残っていれば、この船玉神社の分岐から赤城越え、大日越えして熊野本宮大社を目指すつもりでした。
が、まったくその余裕もなくそのまま三軒茶屋跡まで戻りました。
8:34 三越峠
なんなく三越峠まできました。
その後、前回はたくさんの水場に救われたのですが、なんと今回行ってみると、ことごとく水が無くなっていました。
下の写真には透明な水がたっぷり溜まっていたのですが、たった4日間で水が無くなっていました。
4日前には上の写真のように溜まっていたのに。
それ以外の水場も多くが枯れていました。
10:15 野中の清水
多くの水場が枯れていたことで、野中の清水はどうしても立ち寄る必要が出てきました。上の標識に沿って熊野古道を少し外れて行ってみます。
すぐに着きます。
行ってみると、まさかここまでの規模とは思いませんでした。
透明度の高い美しい水溜まりでした。
水溜まりから水が流れ出していて水が汲めるようになっています。
ガブガブいただきました。美味しかった。
11:33 上多和茶屋跡
今回の行程の最高峰となる上多和茶屋跡まで来ました。
ピークから下って行って集落に出てきました。
この日は雨予報だったのが曇りに変わり、時々晴れ間もあって涼しい風も吹いている、気候的にはランニングに適した感じになりました。
ただ、足の状態が思わしくなく、この時点ですでに平坦な道を走れなくなっていました。なぜか登りと下りは痛みがなく走れましたが。
13:09 不寝王子
前回来た中辺路1を超えて少し行くと、滝尻王子の前に不寝王子がありました。
13:17 滝尻王子
ついに滝尻王子に到着しました。そして念願の中辺路起点を見つけました。
ここまで三軒茶屋跡からちょうど6時間かかっています。
このまま同じ時間で戻ったとしても、三軒茶屋跡までは19時を過ぎてしまいます。
それくらいの時間になると林道は真っ暗になってしまうので、急いで引き返します。
16:27 野中の清水
ほぼ中間点と思われる野中の清水まで戻ってきました。
この時点で16時を過ぎており日没までに三軒茶屋跡まで戻るのはかなり厳しくなりました。
19:30 三軒茶屋跡
結局、三軒茶屋跡まで戻ってきたのは19:30。真っ暗な林道を恐る恐る歩きながらの帰還となりました。ほとんど真っ暗なんですが、道に敷設されている木や石が光って見えて、かろうじて進めたという感じです。
スマホの電池も切れて写真も撮れず。
でもよくこの足の状態で戻って来れたと、生きて帰ってこられたことに感謝。
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